スミベタ(K100%)とリッチブラック

スミベタ(K100%)、リッチブラック、4色ベタの違い

パソコンの画面上では同じ色に見えますが、インクの量が異なるためそれぞれ違った黒で印刷されます。リッチブラックは非常に乾きにくく、裏移りが発生しやすくなるため、納期が延びる可能性もあります。CMYKの総量が250%以下になるように設定してください。

スミベタ:K100%
ブラックのインキのみで黒を表現します。文字や細い線などに適しています。

リッチブラック:C40%・M40%・Y40%・K100%
スミベタよりも深みのある濃い黒に仕上がります。小さな文字や細い線には使用しないでください。

4色ベタ:C100%・M100%・Y100%・K100%
インキがたっぷり使うので、乾きにくく裏移りの原因となります。CMYKの合計数値が250%を超えないようにしてください。4色ベタでの入稿により裏移りの結果が生じた場合、やり直しの対象外となります。

スミベタ(K100%)とリッチブラックの使い分け

スミベタ(K100%)とリッチブラックは、それぞれの特徴を生かし、用途によって使い分けることが大切です。細い文字や線にリッチブラックを指定すると、見当ズレ(版ズレ)が発生した際に、文字がぼやけて読みにくくなる可能性があります。
データチェック対象外となります。ご注意ください。

K100%のオブジェクトは、オーバープリントされます

K100%のオブジェクトは、自動的にすべてオーバープリント処理がされます。
下に配置しているカラーの上にK100%を重ねて印刷するので、前面にある色と背面にある色が混ざり、背景が 透けてしまうという現象が起こります。それを防ぐためには、

1. K99%にする
2. K100%+他のインキをどれか1%加える
3. リッチブラックにする などの方法があります

データチェック対象外となります。ご注意ください。